メディア

『さきがけ』紙にボツにされた投書また

去年の秋に地元紙『秋田魁新報』へ投書し、体よくボツにされた投書を、ここに紹介します。テーマは成瀬ダムでして、この件で弾かれたのはこれで3件目。1と2は昨年11月1日のエントリにあります。 ボツにされた投書3 群馬県の八ツ場ダムで、前原国交大臣に地…

どっぷり雄物川紀行?

秋田県の地方紙「秋田魁新報」の連載企画「どっぷり雄物川紀行」の、4月21日と6月4日の「番外編」で、雄物川流域のゴミ問題をルポしていた。そのタイトルとリンクだけ、まず貼ってみる。 [下流域ルポ(秋田市)]/「美の国」いずこ、終着点ごみの山 http:/…

NHKクロ現「故郷の町に美少女」

昨夜、NHKの「クローズアップ現代」を見てました。「若者殺到! 故郷の町に美少女」と新聞の番組欄にあり、もしかしたらアレか? と思ったらアレだった。 わが郷里・秋田の羽後町が、その対象でしたよ。いや私の地元ではないのですが、隣町なのです。友人も…

保坂ルポと産経記事

元社民党衆議院議員の保坂展人さんが、『週刊朝日』で「八ッ場ダムの隠された真実」と題してルポを書いている。保坂さんはもともと東北出身のジャーナリストで、代議士時代は「公共事業チェック議員の会」に所属し、八ッ場ダムなど各地の無駄な公共事業の現…

NHK「ダムをやめた町」

今月28日夜放送のNHKニュースウォッチ9で、「“ダムをやめた町”が残した教訓」というのを興味深く見た。鳥取県の三朝町に計画していた「中部ダム」の建設を、当時の片山知事が中止を決断し、住民への補償といった後始末をきっちり行ったという、いま大きな…

デマを流す月刊誌

先に死去した筑紫哲也さんの実名が朴○寿という朝鮮名だなんて、筑紫哲也=在日朝鮮人説がまことしやかにネットでは語られていました。その出自というのが個人ブログで、ようするにデマに過ぎなかったわけですが、こういうデマを流布し、どうやら定着したと悦…

賞味期限の切れた話題ふたつ

NHK番組改変訴訟:市民団体側の敗訴が確定…最高裁判決 戦時下の性暴力に関するNHK番組の取材に協力した市民団体が「事前説明と異なる番組内容に改変された」として、NHKと制作会社2社に1000万円の賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1…

米兵による、ふたつの暴行事件をめぐって

書くことを躊躇せざるを得ない内容でも、書かずにいられない場合があります。 犯罪には加害者と被害者が存在します。凶悪犯罪が起これば、その報道に接した者は、程度の差こそあれ、たとえ部外者とて、加害者に憎しみを抱くあまり糾弾するのは当然の感情とし…

独立するべったってしゃ…

ことし1月11日の日記で、秋田の郷土紙『秋田魁新報』の大型連載「独立するべ」について書きました。連載はいまも間欠的につづいていて、すでに第5章。きょうの記事をみて「おや」と思いました。私が以前に述べたことと似ている内容だったから。では果敢に…

続・チベット弾圧を利用する人たち

前回の日記で、根深さんの著作『風の瞑想ヒマラヤ』を紹介しながら、中国人はチベット人を嫌っている、なんてことを書いたが、正しくは「漢中国人は、チベット人を嫌っている」であった。中国人といっても多民族国家だから、100%というわけではもちろんない…

チベット弾圧を利用する人たち

尊敬するルポライターの根深誠さんは、紀行文『風の瞑想ヒマラヤ』(中公文庫)の中で、チベットを旅行したとき、中国人のチベット人に対する差別感情の熾烈さを、自ら体験した出来事をつづって具体的に書いていました。その内容を要約すると――。 中国人は、…

新風舎と草思社

初報時はどの新聞も一面に大きく掲載していた新風舎破産のニュースも、日を追って扱いが小さくなり、焦点だった「未出版の著作を今後どうするのか」といった、契約者の財産にかかわる問題が決着したにも関わらずベタ記事扱いだったニュースをまず貼り付けま…

新風舎、破産へ

昨夜のテレビニュースでも見たけれど、例の新風舎“倒産”の続報があり、今朝の新聞でも報じられていました。『朝日新聞』サイトからふたつ貼ります。 新風舎、破産手続きへ 支援交渉まとまらず 再生手続きに入っていた自費出版大手の新風舎(本社・東京都港区…

さきがけ連載「独立するべ」

郷土紙『秋田魁新報』(通称さきがけ)が、元旦から8日付まで大型連載をぶった。http://www.sakigake.jp/p/special/08/virtual01/virtual-prologue1.jsp 「独立するべ バーチャル国あきた」という刺戟的なタイトルのそれは、若杉という架空の知事が、××年後…

草思社まで事実上の倒産

またもや出版社倒産のニュース。草思社と聞いて「ええー」と思った。お堅い内容の本にわかりやすいネーミングをし、読者の購買意欲をそそっていた中堅出版社だ。 草思社:民事再生法を申請 負債22億円 ―― ベストセラー数々出版 「声に出して読みたい日本語…

新風舎も事実上の倒産

今朝の朝刊『朝日新聞』(統合版)一面をみて驚いた。そして「ついに」と思いました。自費出版業者の最大手・新風舎の事実上の倒産のニュース。全文引用します。 自費出版大手「新風舎」、再生法申請へ 自費出版ブームで急成長した出版社の新風舎(本社・東…

光市事件裁判報道に思うこと

『創』9・10月合併号に、綿井健陽さんがルポを書いている。「これでいいのか? 光市母子殺害裁判報道」。 本文にもあるように、裁判の模様を報告するのは、綿井さんはほとんど初めてだという。それでも、アメリカのイラク侵略の実態を報道するなど、尊敬す…

反日とは日本の国粋右翼に反感をもつこと

韓国や中国は反日プロパガンダ団体があらゆる機会を狙って反日攻撃を仕掛けてくる。マイク・ホンダ議員の決議案もその一環であろう。そうした攻撃に対して、日本側の発信能力はきわめて脆弱だ。 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/y/64/04.html 「反日」…

「つくる会」のカラスたち

5月10日に書いたやつの続編です。まず再掲。 まあ6年前のお話ですが,後三年の合戦後の義家の描き方からして,産経子飼いの「新しい歴史教科書をつくる会」て,知能の程度が中学生並みというか,烏合の衆かと思いたくなります。いや東北をなめてるんでした…

報道を批判する声の効果

私の読んでいる新聞を,わが家や各オフィスで購読しているのを含めて,まとめてみました。・朝日新聞 ・河北新報 ・秋田魁新報 ・岩手日報以上の4紙です。あと赤旗日曜版とか県生連の週刊新聞も読んでいます。以前は聖教新聞や赤旗(日刊)も購読していまし…

NHK番組改変をめぐる控訴審判決

おとといのNHK受信料についての日記にからんで,NHKらを訴えていた「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(バウネットジャパン)が勝訴という判決が下された。訴訟の中身についてはいちいち書かないでおくとして,判決では一審孫請け製作会社の…

NHK受信料払え。でないとだって差し押さえられるぞ。

前回の日記にからんで。そういえばNHK番組改編問題で,この問題がまさに渦巻いていたころ,NHKのS放送局長さんがこんなことを言ったっけ。「放送前に,国会議員に番組の内容をある程度説明することはよくある。通常業務の範囲内」これはつまり,「こ…

NHK受信料て

NHKが受信料支払い対策の法的手段に乗り出し,不払いの視聴者から強制徴収を行うとの触れ込みでもって,慌てふためいた「支払い拒否者」が,雪崩をうつように払い出した現象はまことに日本的風景でした。不払い者の多くは,払わなくても罰則規定がないな…

弾圧って

「弾圧」とは普通,権力のある側が権力のない側に対して行うもの。または多数が少数に対して行うもの。強者が弱者に対して行うもの。 非権力者が権力者を,少数が多数を,弱者が強者を弾圧するなんてことはありえない。強いていえばそれは「糾弾」であろうか…

日本政府がアメリカのメディアに反論文

今月20日の日記「ビンズイ」の中の『アメリカが日本を見つめる眼』で,ニューヨーク・タイムズ東京支局発の記事「日本の右翼、北朝鮮の拉致問題で狂喜」について,日本政府の中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)が反論文を送って,転載の国際紙(インターナ…

皇室を中傷させないためには

さらに『週刊新潮』と『週刊金曜日』の皇室中傷がらみネタ。きょうで3日めですねこのネタは。『金曜日』に対して(ネット上で)怒りの声をあげている方々の思いは,ひとつに集約されるでしょう。「皇室中傷をやめさせよ」と。『金曜日』にかぎらず,天皇家…

ガンバレ花田さん

きのうにつづいて『週刊新潮』と『週刊金曜日』をめぐる「皇室中傷」ネタです。花田紀凱(『月刊WiLL』編集長)さんが産経新聞(産業経済新聞)コラムで書いています。http://www.sankei.co.jp/books/column/061202/clm061202000.htm記事をまるごと貼り…

『週刊新潮』が報じた『週刊金曜日』主催の「集会」の記事のこと

ひさびさに時事ネタを書いてみます。『週刊新潮』は『週刊金曜日』という会員制週刊誌が主催した「ちょっと待った! 教育基本法改悪 共謀罪 憲法改悪 緊急市民集会」という集会を報じ,その内容を“詳細”に報告してくれました。全文を貼り付けたいところです…