映画

『クローズド・ノート』はどうかな

聯合ニュースサイトで、『パッチギ!』シリーズの井筒和幸監督がインタビューに答えていた。これまた興味深い内容になっているので全文をぜひ…と思ったけれど、やっぱ控えよう。一部だけ貼り付けます。 ――21世紀にも在日コリアンたちの苦難は依然として存在…

正式名はALIENS vs PREDATOR REQUIEMらしい

12月公開なのに公式サイトがないのかなーと思ったら公開されてました。予告編も見られます。なんか年齢制限があるようなので、引っかからないように入力して見てください。字幕ないけどなかなか面白そうですよ。http://avp-r.com/

『エイリアンvs.プレデター2』観たい

2004年に“夢の対決”と銘打って公開された『エイリアンvs.プレデター』の続編が、この冬に公開されるんだそうな。あちこち検索してみたけど公式サイトはまだないみたい。監督や脚本・ストーリーなど詳細はしたがって不明だが、ことしの映画の楽しみがまたひと…

『ハリー・ポッター5』観てきた

期待の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を観てきた。盛岡シネコンでのレイトショーで、1000円は安いね。こないだ『大日本人』も観たあたらしいシネマだから涼しくて音響設備も最先端。 いま盛岡はさんさ祭りの最中で観光客が多い。といっても東北三…

『大日本人』――おかしさは後から

二週連続で盛岡にて映画を観てきた。『大日本人』である。ダウンタウンの松ちゃんこと松本人志が初めて監督を務めた話題作。あの映画界最高峰・カンヌ国際映画祭の監督週間部門に招待された話題作である。 松本は,笑いのセンスというか「ボケ」の絶妙さが群…

『神童』――「音」にこだわる

『神童』(萩生田宏治監督・向井康介脚本・さそうあきら原作)を盛岡で観てきた。手塚文化賞受賞の名作漫画を,ほんの一週間前まで映画化されていたことすら知らなかった。売れなかったけれど「音」を漫画で描いたあの話題作は,私も率直に打たれ,30歳過ぎ…

決算なのに観たい映画いっぱい

外は晴れていて空気もさわやかな5月末だというのに,決算の仕事多忙な内勤になにパソコンいじってるんだか俺は。 今年で60回を数えるカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『殯の森』。グランプリとくれば映画ファンとして観逃すことは許されまい。6月23…

みんなが観たがる映画は要らない

前回に述べたこと。 「朝鮮人日本兵の描き方はきっと評価が二分されるだろう(いまならとくにね)。それは差別問題に直結するからだが,井筒監督の描きたかったこと,伝えたかったことは,さきの侵略戦争を通した民族差別問題であろう。全体的に長いシーンで…

『パッチギ!LOVE&PEACE』――井筒監督のこだわりとメッセージその1

盛岡のシネコンで観てきた。映画館通りではなく出来てまだ一年もたっていない盛岡のシネコン。先週公開されたばかりの『パッチギ! LOVE&PEACE』(井筒和幸監督)である。あの名作『パッチギ!』の続編だ。ずっと楽しみにしていた。 キャスト一新とあるけれ…

『バベル』――「内面」て

今朝の『朝日新聞』(統合版)で沢木耕太郎さんが映画『バベル』を論じていた。評価が私とおおむね同じだったので,ああ俺の映画評は特におかしくはなかったのだな,と変な安堵を覚えたけれど,その中でこんな記述が目を引き,どこか考えさせられたのだった…

『バベル』観た

映画鑑賞をひさびさ北上シネマで。観たのはあの『バベル』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督・製作・原案)だ。大型連休とあって,20時50分開始なのに館内はなかなかの入りであった。といっても田舎だから座席の一割にも満たないが。 なにかと話…

『パッチギ! LOVE&PERCE』観るぞー

二日つづけて映画ネタ。つい先日観たばかりの『パッチギ!』の続編が5月に公開されるとは知らなんだ。井筒和幸氏がメガホンを取るのは当然として,沢尻エリカや塩谷瞬・高岡蒼佑らが熱演した前作とは,キャストが一変したらしい。http://www.pacchigi.jp/lo…

『崖の上のポニョ』観たい…かな

昨夜のNHK総合テレビ『プロフェッショナル 宮崎駿スペシャル』で,新作アニメの製作風景が紹介されてて,小型カメラを単身持ち込んだプロデューサーさんの撮影した宮崎監督の素顔が,かなり緻密に描かれていた。 来年夏ころ公開予定の『崖の上のポニョ』…

『エクソシスト』ディレクターズカット版観た

またネットカフェにて映画を観た。DVDじゃなく配信サービスのやつで,30くらいある作品の中から選んだのは『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン監督)。オリジナルは1973年公開作品で,私も過去に数回観たけれど,きのう観たのは2000年に公開され…

『パッチギ!』

かなりひさびさの映画評。井筒和幸監督の『パッチギ!』を,北上のネットカフェにてDVDで観ることができた。去年公開だったのにシネマでの鑑賞を見逃し,いつか観たい観たいと思っていたのがやっとかなった。1968年の京都を舞台に,朝鮮高校の生徒と日本…

『ゲド戦記』原作者ル・グウィンさんの本音

一部の心の寂しい人たちが集っている,「書かない・踏まない・煽られない」が大原則である2ちゃんねるをつらつら見ていたら(私ももと2ちゃんねらーだったわけだがw),つい先日,どちらかといえば辛口評価したアニメ映画『ゲド戦記』の原作者であるル・…

『ゲド戦記』 宮崎吾朗氏への手紙

ジブリ最新作にしてこの夏公開映画の目玉『ゲド戦記』を観てきました。盛岡の通称映画館通りにあるシネマです。レイトショーです単独です。館内の音響がステレオじゃなかったオーマイガッ。ではひさびさに,感想がてら映画評といってみましょう。 岩波書店か…

『バッシング』

去年,イラクで武装勢力に囚われて人質にされた3名のうちの女性を描いた『バッシング』という邦画(小林政弘監督・占部房子主演)が東京フイルメックスにて最優秀作品賞(グランプリ)に輝いたそうな。『バッシング』はことしのカンヌ映画祭コンペティショ…

『宇宙戦争』観た

ゆうべ北上に着いてホテルに入り,夜9時20分からのレイトショー上映だった映画『宇宙戦争』(スティーヴン = スピルバーグ監督)を観てきた。率直に言っておもしろかった。宇宙からの襲撃者に立ち向かうストーリーと言えば,駄作中の駄作『インデペンデンス…

『スター・ウォーズ エピソード1』と『ザ・リング2』

ジョージ・ルーカス監督のSF傑作シリーズ『スター・ウォーズ エピソード1』を,24日に出張先の盛岡のホテルで観ることができた。1977年にスター・ウォーズ第一作が公開されてもう28年になるのなー,ハリウッド特撮技術の粋を集めて製作された名映画の4作…