『ハリー・ポッター5』観てきた

 期待の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を観てきた。盛岡シネコンでのレイトショーで、1000円は安いね。こないだ『大日本人』も観たあたらしいシネマだから涼しくて音響設備も最先端。

 いま盛岡はさんさ祭りの最中で観光客が多い。といっても東北三大祭りのさなかだから、おかげで映画館は人すくない。ガラ空きでした。

 ところがね、私の席の右側3つめに座ったおじさん、絶えずうちわでパタパタやりだし、それだけならいいが体臭がそよ風に乗ってこちらに……正直むかついた。席を移ろうかとマジ思ったが、移らなかった俺もバカかな。席なんていくらでも空いてたのにね。

 デヴィッド・イェーツ監督がメガホンを執った本作はシリーズ5作めか。ハリー役のダニエルもハーマイオニー役のエマも成長したこと。原作は知らないが、映画に限っては子役たちの成長物語にも見られる。

 いつもなら配役やらストーリーやら脚本やら音楽やら演出やらと、あれこれ感想を書き連ねるところだが、ハリポタは完全娯楽モードで観ているので堅苦しい解説はやめよう。

 簡単な感想だけ書くと、いや、面白かったですよ。終盤の死喰い人たちと不死鳥の騎士団との魔法戦闘シーンや、ヴォルデモード卿対ダンブルドア校長のタイマンシーン、手に汗握る迫真でした。観客の期待に、充分応えてくれたかと。ただ、5作めでの重要なキャストといえる人物がよくわからん。嫌味なアンブリッジ先生(イメルダ・スタウントン)はともかく、不思議な雰囲気を漂わせる女子生徒ルーナ(イヴァナ・リンチ)の役どころがよくわからんかった。

 自作『謎のプリンス』公開は来年冬? さすがに気が早いけれど、早く観たいです。