100年後、秋田の農家は

 成瀬ダムがらみでメモ。この5年で秋田の農業就業人口(つまり農家?)は、2割も減っているそうです。となると計算上、150年ほどで農家はゼロになります。成瀬ダムは今の農業用水を倍にする目的で造られますが、ダムが寿命を迎えるころ、秋田には農家が存在しないってわけです。

米どころ秋田の農業人口、5年で21%も減
 今年2月時点で、秋田県内の農業就業人口は5年前と比べ、21%減の7万1805人で、現在の集計方法となった1985年以来、過去最少となったことが2日、調査を行う農林業センサスで分かった。
 農業就業人口が減る中、農業就業者の平均年齢は63・9歳から65・6歳に上昇。農家の高齢化が一段と進んでいる状況が浮き彫りとなった。
 農林業センサスは、農林水産省が1950年から5年ごとにまとめている統計。農業就業人口は80歳未満のすべての年代で減少したが、特に30歳未満は約40%も減少していた。その一方で、80〜84歳は21%増、85歳以上は30・4%増となり、高齢化が鮮明に現れた。
 一方、農家、団体、法人を合わせた農業経営体の総数は21%も減ったが、法人数は42%増、特に農事組合法人は159%も増えた。さらに、耕地面積5ヘクタール以上の経営体の数は25%増の5130となったほか、1経営体当たりの耕地面積も、26%増の2・7ヘクタールに拡大した。
 この点について、県調査統計課は「農地が法人などに集約されて、農業の大規模経営化が進んでいる可能性が高い」と指摘する。
(2010年12月3日11時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101203-OYT1T00437.htm