湯沢翔北高校に

 ちょっと遅れましたが、かの新高校名称問題が、どうやら決着したので、これにて締めのエントリーを。まず地元紙の報道。

統合高校の名称は「湯沢翔北」 方針転換の県教委、3案から決定
 県教育委員会は10日、来春開校する湯沢北と湯沢商工の統合高校の名称を「湯沢翔北(しょうほく)」とすると発表した。
 県教育庁と両校の同窓会やPTA役員ら地元関係者が先月30日協議し、公募を中心とした16案の中から「湯沢翔峰(しょうほう)」「湯沢中央」を含めた3案を選考。庁内検討した結果、「湯沢翔北」に決定した。(以下略)
http://www.sakigake.jp/p/ksrch/news?Page=&PText=%E6%C6%CB%CC&PSel=ft&PDsp=20&PNext=0&PM1=&PD1=&PM2=&PD2=&PAuth=&PKc=20100510h

 翔北ですか。個人的には「中央高校」が良いんじゃないかなと思っていましたが、これ以上絡むのはやめましょう。

 ショウ(翔=商)もホク(北)も、旧高校からもらった字ということで言い訳がたちそう。苦肉の案といっては皮肉になっちゃうかもしれませんが、思いがけぬ難産となり、関係者の方々には心労かけました。ねぎらいの言葉を申し上げます。

 せっかくだから個人的なことを。過去のエントリーにも書きましたが、この名称問題で、私ってば黙っていられなくなり、県教委にメールし、地元紙に投書までしてしまいました。投稿は採用されるはずでしたが、掲載直前に「叡陵」のお蔵入りが決定したため、掲載は見送りとなったのです。その報告メールが新聞社から届いた同じ日に、県教委からも返信が来てました。とても丁寧な返事をいただき、恐縮してしまいました。同じ教委でも、秋田市教委は、成人式騒動の件でメールしたときの返事なんて結局もらえなかったのですけれどね。

 名称て、なかなか難しい。アンケートで集めた名称から選ぶのが確かに無難ですが、アンケートがらみでは合併自治体で「白神市」が内定したあとに、猛烈な反発が湧きおこり、これまたお蔵入りになったのはそう昔のことではありません。つまり民意といえども、かならずしも正鵠を射ているとも言えない。だからといって、かの風土工学研究所(つくば市)みたいな、どこぞの馬の骨とも知れぬ部外者連中に勝手に決められるのも嫌です。

 今後も、名称問題が大なり小なり、あちこちで持ち上がることでしょう。今回のケースを教訓とするなら、情報公開と可視化に併せ、原案・草案・内定・公表までの手順を、県民にひろく周知するよう徹底すべきといったところでしょうか。

 湯沢翔北高校は、2011年春に開校だそうです。