『八ッ場ダム』の書籍

　本文で引用したものも含め、八ッ場ダムに関する書籍をいくつか紹介しておきます。

八ツ場ダムの闘い

　ダム建設予定地に生まれ住んだ著者が、ふるさとへの思いとダム建設の理不尽さをうったえた力作。官僚と政治家が、いかに地域を見下し、私欲の権化へ成り下がり、その意をうけた県・町当局の子飼いぶりも赤裸々に描かれている。
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なぜダムはいらないのか

　環境破壊の元凶たる巨大ダム。その最大の大義は「洪水調節」だが、国交省のいう根拠「基本高水」の設定がデタラメであることを詳細に論証。ダム不要論も「自然を大切に」などと情緒的にはうたわず、実証データをもとに展開する。
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八ッ場ダム

　現場を丹念にあるき、住民の声を聞き、進行中の工事現場さえも危険を省みずに実地検証。税金食いつぶしの実態や、大手ゼネコン丸儲けの仕組みを暴露する。一方で、ふるさとを捨てざるをえない住民の魂の叫びを訴える。八ッ場ダムを止められるかどうか、本書がその天王山となるか。