さいきん読んだ3冊
『奥州藤原氏』
- 作者: 高橋崇
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 新書
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『大河次郎兼任の時代』
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で、前九年合戦で滅亡した安倍氏の流れをくむ大河次郎兼任(正任の子孫らしい)というのが、いまの秋田の五城目あたりを地盤に藤原氏のブレーンとして存在しており、藤原泰衡が死んだあと、鎌倉政権へ捨て身の反撃に出てあえなく憤死した記録をつづったもの。著者の小野一二氏は小説家で、基盤となる文献は、問題の多いとされる『義経記』にかなり拠っており、それに小説家らしい推測と夢想もまぜこぜになっていて、ところどころに初歩的な間違いが見られた。それでもわが秋田にこれほどの英雄がいたということを教えてくれたという意味ではよかった。
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『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』
- 作者: 本多勝一,渡辺春己,星徹
- 出版社/メーカー: 金曜日
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: 単行本
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きのう最高裁で、ある判決が確定した。そのニュースも貼っておく。
南京事件研究書で賠償確定
南京事件の研究書で事件の被害者とは別人と指摘され、名誉を傷つけられたとして、中国人の夏淑琴さんが、著者の東中野修道・亜細亜大学教授と出版元の展転社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は5日、教授と同社の上告を退ける決定をした。東中野教授と同社に計400万円の支払いを命じた1、2審判決が確定した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090205/trl0902052206007-n1.htm
相撲の取り組み、東方(右)の力士が西方(左)の力士に猛然と突っ込んでいくが、西方力士が一瞬ひるんだのち、落ち着いて前みつをとり、うわ手をとって、じわじわ土俵ぎわへ追いつめ、東方は捨て身のうっちゃりを試みるもかわされ、最後は西方に寄り切られる――そんな勝負であろうか。