目黒の寄生虫館へ
9日と10日、神奈川の伊勢原へ出張してきた。経由とはいえ東京へ行くのは何年ぶりだろう。2002年10月の関東オフ会以来じゃないだろうか。もっともあのころの仲間とはすっかり縁が切れてしまったから、この出張で会うこともないしその時間もないので、純粋に仕事であわただしく行ってきたところ。
8時41分盛岡発「はやて」に揺られて2時間半ほどで東京駅に着き、中央線で新宿へ行って、そこから小田急線で伊勢原。午後2時前だった。
社用は3時からなので駅前のミスタードーナッツで時間をつぶし、お迎えの車が来て目的地へ行き、そこでの用事は20分ほどで済んだ。また駅まで送ってもらって、今回の仕事は終了。
盛岡へとんぼ返りしてもその日のうちにゆっくり着くけれど、慣れない電車の旅で疲れたので、伊勢原市内のホテルに泊まることにしてた。
翌日。帰路は来た道を戻るだけだが、7時とか8時台の早い時刻に電車へ乗るのは、ラッシュに慣れていないこちらとしては、万一倒れでもしたらまずい。いちおう乗り物酔い止めの薬は飲んでいるけど。
9時近くの新宿行き電車でもけっこう混雑してた。都会だからねえ。
うまい具合に目の前の座席が空いたのでゆっくり座って寝不足を補う。
んで新宿。中央線ではなく山手線へ乗る。なぜなら目黒へ用事があるから。社用でなく遊び。
寄生虫館である。
目黒へ着き、道をてくてく歩いていく。いい天気だったね。
こじんまりとしたビルの1階と2階フロアがそれ。
おおお、これが世界で唯一とされる寄生虫を専門に扱った博物館かあ。
寄生虫の標本がいっぱい。「エイリアン」ていう映画があったが、ちょうどあれをミニチュアサイズにしたような?
ギョウチュウとか回虫とかサナダムシとかアニサキスとか、われわれの体に宿る困った虫はいろいろあるけれど、近年、そのような寄生虫が見直されているのだ。花粉やダニなどが引き起こすアレルギーを防いでくれるとか。
仕組みを乱暴に説明すれば、人間の体にやさしいのは、花粉よりサナダムシの方ってことらしい。
もうひとつマニアックなことを付け足すと、寄生虫ダイエットってのがあり、鮭の寄生虫を人間の体内に飼うと、ものすっごいダイエット効果があるとか。腸内にもう一本の腸を持つようなもので、食べ物の消化スピードが倍増するためだそう。
日本では認められてないが、アメリカでは超肥満の人を対象に、緊急避難的に行われている治療法らしい。生サケを一匹丸ごと買って虫眼鏡で探せば、その寄生虫が見つかるそうですよ。実際にやってみたい人は検索してね。
で、そこを見学がてら、一番の目的は、どうしても欲しいのがあった。寄生虫入りのストラップ。ホンモノの寄生虫が入っているのだ。
ありました。……が、ストラップじゃなくキーホルダー。1200円です(画像の中央。ニベリン条虫の幼虫で、タラやスルメイカなどに寄生する。ヒトには寄生しませんと)。
ストラップもあるにはあったが、寄生虫をかたどったもの。こいつも2個買った。あとTシャツも。
それらを買い込んで満足したら、あとはマジ帰宅。
目黒→東京→盛岡で、戻ったのは午後2時半ころ。疲れた。
また月末行きます。