最近読んだ本
書評なんておこがましい行為は差し控えたいところだけど、わざわざ「書評」なんてカテゴリをつくった以上は、それっぽい真似をしないと格好がつかない。
本の良し悪しを決めるのは著者でも編集者でも書店でもない、読者である。「この本は素晴らしい」とどの著者も編集者も書店も思っているから、それが万人認める事実なら、市中に出回っている本のすべてが「素晴らしい」ことになってしまう。しかし現実はそんなことはありえない。本の中で本当に素晴らしいのはごくわずか。それは決して万人が認める必要はなく、ただひとりの読者が判定すれば「素晴らしい本」である。100人中99人が駄作と決め付けても、ひとりの評価が秀作と認めれば本は成功作である。
そんなことはともかく、ここ2ヶ月ほどの間に読んだ3冊の本をあげておこう。「俺はこんな本を読んだんだぞ」なんて読書歴をひけらかすのは、あまり好きなことじゃないけれど、過去日記を調べたときに「あ、そういえばこれはこのころに読んだんだな」と振り返るのはなにかと有益でもあろう。
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- 作者: 工藤雅樹
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/10/11
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- 作者: 高橋崇
- 出版社/メーカー: 中央公論社
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- 作者: 柴田鉄治,外岡秀俊
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/11/09
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