網張温泉へ
休日は温泉がわたしの過ごし方。硫黄の香りがするところがよい。といっても須川ばかりというのもワンパターンなので、岩手県雫石町の網張温泉へ行ってきた。たぶん18年ぶりになる。
おふくろは田沢湖高原でいいと言ってて、当初はそこを予定してたけど、どうせなら行ったことのない場所へ連れていってやろうと思い、岩手山麓にある名湯へ切り替えた次第。
18年前に来た時は大雨にたたられてしまい、また来てみたいとは思わなかった。だから、交通の便が比較的よいにもかかわらず、網張はこれまで選択肢になかった。まあ、あのときの記憶はほとんどないので、それなりに新鮮な気分で湯治できるだろう。
予約していた個室は11時からだというので、余裕をもって来館。10時半すぎには到着してやや早かったが、すでに入室OKだという。
で、さっそく大浴場へ。国民休暇村のわりにはあまり広くない。18年前の面影もほとんどなし。こんなだったかな。露天風呂もあるけれど。
白濁した硫黄泉は火山性ならでは。やっぱ温泉は硫黄泉でなくちゃ。
館外にも露天風呂がある。網張温泉名物「仙女の湯」だ。前回は雨のため、仙女の湯は断念したので、今回の目的はこれにあった。
宿の裏手から山道を進むと、10分足らずで着く。渓谷沿いにつくられた野趣あふれる露天風呂である。先客は若い男性がひとり。ここは混浴だけど、女性はいないので気兼ねなく入浴できた。先客に頼んで写真を撮ってもらった(冒頭の画像)。網張も仙女の湯も源泉は同じだが、元湯はさらに奥、標高の高い位置にある。そこから引湯しているのである。
今回もときどき雨が落ちてきて、山々は常に雲に覆われ、天候はイマイチであった。間近にせまる岩手山の雄大な景色をおふくろに見せたかったけれど、次回にあずけよう。
帰りは小岩井農場に立ち寄り、いくつかお土産を買い求める。