ジジュウカラの巣箱なのに…
おととし秋に取り付けたシジュウカラの巣箱(http://d.hatena.ne.jp/binzui/20081012)に、この春も野鳥が営巣はじめた。
ところが巣をつくったのは、スズメであった。チュンチュンと鳴くスズメ。
なんで? 巣穴の直径をきっちり2.8センチにしたのに。スズメは入り込めないはずなのに。
スズメ向け=3センチ
シジュウカラ向け=2.8センチ
これがサイトで調べた巣穴入り口の直径。
2.8センチにすれば、シジュウカラ以外の小鳥は入り込めないのではなかったか。
去年の4月、シジュウカラが首尾よく営巣してくれたものの、一ヶ月ほどで放棄したのだ。理由はわからなかったが、せっせと巣材を運んでいるとき、スズメたちが集団で付きまとっていたので、ウザくて巣作りをやめたのかと思っていた。
付きまとうばかりか、おそらくスズメの中で小柄なやつが、巣箱の中に入り込んだに違いあるまい。
現にスズメのつがいが、普通に出入りしているではないか。
せっかく2.8センチにしたのに…。とはいえ、材木の厚みは1.5センチほどで、奥へいくごとに末広がりに穴を穿ったため、入り口ギリギリのところを乗り切れば、あとはすんなりもぐりこめる仕組みにしていた。わずかな部分だけ2.8センチでは意味がなかったのかもしれない。
どうせなら余裕を一切もたせず、きっちり水平に2.8センチにすべきだったようだ。余計な配慮が巣箱の奪取をスズメに許したってわけか…。
というわけで、盛岡オフィスで暇なときは、エサを運ぶスズメのペアを観察しています。こうなったらしょうがないわな。