電力需要のこと
拙著では水力発電については、ほとんどなにも触れなかった。これもまた事業の大義であり、必要性の根拠となっていたのだけれど、それに重要性はたぶんなく、交付税くらいもらいたいから、せっかくだからくっつけてもらおう、てな具合で追加になったんだろうと思い込んでいたし、おそらく間違ってないだろうと今も思っている。
でもきのう、ある必要性に迫られて、はじめて電力関係の部署に取材した。取材といってもメールしただけ。それで埒があかなければアポとって責任者に会って直接話を聞くつもりで。
なんか10分で返信きたw
キミの知りたいことなら、HPにあるよ、と。ww
しっかり書かれてた。www
あっさり原稿がまとまり、仲間のところへ送信。
能代火力発電所3号機の増設が事実上中止となったのは、東北の電力需要が伸び悩み、年間の増加率1%そこそこしか見込めないという見通しを東北電力が立てたからだ。無駄な発電所は造るべきでないというわけ。当然です。増設計画を撤回したお詫びにと、東電さんは旧能代市に7億円もの「火力協力金」なる名目の“慰謝料”を支払ったが、そこまでしても要らないものは要らないのだ。ましてや石油を燃やし空気を汚しCO2を増やす火力発電所なんてね。原発よりはマシという見方もあろうが、空気を汚さないけど重大事故が起これば人類があっという間に滅亡する原子力発電所と、すぐには人類滅亡しないけど空気を汚して緩慢に地球を劣化させて地球の寿命を縮める火力発電所、どっちかにしろと言われたら俺だったら…火力かなあ笑。
しかし、高圧送電線の鉄塔は、原子力・火力・水力・風力・地熱などあらゆる発電所の建設にともなってどんどん増える傾向にある。最近は景観に関する日記が増えているように、したがってネタに困ることはなさそうなわけで。
俺の大事な場所に鉄塔が建てられたときのショックといったら……。