はれにっき

 中学生のころ近所の川で釣りしてたら、浅瀬の中州にダンボール箱があって、ロープで縛られてあった。上流から流されてきたっぽかった。

 なんか好奇心が沸いてしまって、そいつを引き寄せ、ロープを切って箱を開けてみた。

 子犬の死骸がゴロゴロ出てきた…。

 まだ目も開いてない、生まれて間もない子犬…。

 むちゃくちゃ後悔した。放置しときゃよかった。

 そのまま流してしまえばよかったんだろうが、タタリみたいなのが怖くて、わざわざ穴を掘って埋めてあげた。

 丁寧に手を合わせ、迷わず成仏せよと念じた。お前たちを捨てた人間を恨まないでくれと。なんて優しい俺。

 なんでかわからんが、思い出したので書いてみた。