普代村へ

 出張先の盛岡からさらに出張したのは,三陸沿岸北部の普代村ってとこ。通り過ぎたことは何度かあるが,まともな出張はたぶん15年ぶりくらいかな。

 午前11時半ころ盛岡を出て,龍泉洞で有名な岩泉町まで1時間半ほどかかり,そこから山越え谷越え,田野畑村に入って国道45号,んで目的地普代村に着いたのは午後2時半ころ。3時間もかかった。盛岡からの所要時間は,岩手県内だと一番多いところだろうか。高速道路も使い勝手が悪いし。

 盛岡は蒸し暑いくらいだったのに,普代村はヤマセの影響だろうか,肌寒かった。途中の早坂高原は本州で一番寒いところといわれている。アカシアやミヤマシシウドがいまごろ咲いていた。農地も多くは葉タバコやトウモロコシ・高原野菜で,水田はわずか。生育も麓より遅め。

 岩手はもともと雑穀の産地だ。山間地帯が多いわりに,北上山地には標高2000メートルを超える山はない。長野とはそこが違う。雪も日本海側よりはずっと少ない。

 盛岡に戻ったのは5時15分ころ。夕方なのにまだこちらは暑い。そろそろブルーベリーが収穫されるかな。