ムズカシイ
きのうのことになる。仲間に誘われて法律事務所へ行ってきた。ある件を問題にしている仲間は,提訴の可能性をさぐるべく,法律の専門家に相談する時間を工面した。単独ではなんなので,私も同行させてもらうことになった。いま時分は正業がさほど忙しくないし。
1時間ほど相談したが,どうも思わしくない。
提訴自体はいつでも可能だが,つづけるだけの気合というか気構えというか。これがお話になっていないということか。
だろうなあ。仲間もふさぎ込んでいた。
んー,私もこの案件にかかわってもう10年以上になる。はじめのうちはいけるかな,と思ったが,この10年で状況はむしろ停滞どころか落ち込みが激しいし…。
そもそも裁判するにしても,相手が大きすぎるのだ。
この種の訴訟をいくつも扱っているはずの弁護士さんも,さすがに悲観的な見方を示してくださった。率直な見通しだろう。
んー。
でもだれかが。だれかが立ち上がらないといけないんですよ。
話かわって昨夜,Y市の温泉に行ったら,一年ぶりに聴こえた。ヨタカとフクロウの声。
闇にしみいるあの寂しげな声。初夏の東北は時間を問わずいろんな野鳥が楽しめる。ヨタカもフクロウも姿を見るチャンスに,私はまだ恵まれてないけれど,ことしもわが郷里にはしっかりいてました。
この森と自然に感謝し,彼・彼女らの楽園をいつまでも残してあげないとね。