「徳山ダム」のこと

 きょう3つめのテーマ。一日にこんだけ書くのははじめてか。

 今朝のテレビのワイドショー番組で岐阜県の「徳山ダム」について放送していて,興味深く見た。私も取材を考えていた,旧徳山村出身のもと教師でいくつか書籍を出されているOさんや,おなじく旧村民で写真撮影で有名なおばあさん(故人)も出ていて,予想外に参考になった。

 徳山ダムか。

 どこか感慨深いものがある。いつか取材に行こうと思っていた。いろいろあったため結局流れてしまい,取材を断念したとは言わないが,おそらくそうなるだろう……。

 ひとつの村をまるごと沈めてしまう。そこにあった文化も歴史も風土も生活も自然も交流も,いっさいを消滅してしまうダム。

 それがほんとうに必要なら,村の消滅・水没もやむをえないかもしれない。だが徳山ダムは,必ずしも必要ではなかった。ここに詳細を書くことはいまはしないけれど。

 なのに徳山ダムは造られてしまった。それが日本という国だ。わが祖国なのだ。

 カス政治家とカス役人とカス業者。それらを税金で養っている国民。

 これが日本なのだ。わが祖国なのだ。