原稿の取り扱いその後

 T出版へ原稿(文書ファイル添付)をメールしてきょうで2週間になるので,そろそろと思って催促メールを送ってみた。夕方近くに電話があり,私が送った原稿の扱いについて10分くらい話した。内容をまとめるとこうなる。
 「原稿はとてもよく書かれてあり,取材も丁寧にされていて,問題はほとんど見当たらない。わが社としてもムダな公共事業はどんどん啓発する方針であるため,趣旨には強く賛同するし,出版意欲は多いにある。ただ,内容が秋田県南部といったきわめてローカルな範囲に置かれているため,出版したとして果たして売れるかどうかは微妙。秋田県内ではある程度需要があろうが,全国広範に購買されるかは否定的に思わざるをえない」
 てな感じ。どうも旗色悪し…といったところだ。全国の書店が置いてくれるか,置いてくれるとしても店頭に並べてくれるかどうか。「過去に当社は,この種の問題を扱った本をいくつも出版し,その多くに,内容的にも売れ行きにも強い自信を持ちながら,大半が期待はずれに終わっていますので…」と,心もとないというか弱気なお言葉まで。
 でも担当のDさんはこうも言った。
 「ビンズイさんご自身が,ある程度買い取りを考えておられるなら…」
 もちろんである。まあ予算的には50〜60万円くらいなら。かりに出版される場合の部数と単価はというと,1500部で一冊1000〜1500円なんだそうだ。1000円だとすると500冊ほど抱え込むわけね。4年前の自費出版のときは40万円かけて100部刷ったっけな。それに比べればずっと割安ですね。
 「正式なお返事は今月中に」とのことで電話を切った。感触としては6:4でしゅぱーん…かな。ふいーっと。