出張がてら小鳥の声に聴き惚れて

週明け早々出張命令が下り盛岡へ。なぜかメチャ眠かったけれど,うす曇の過ごしやすい天候だったのが救いかな。沢内村から雫石町へ抜ける山道はブナやカツラの原生林になっていて,葉をすっかり広げた樹木から発せられる緑のすがすがしいこと。アカシアが甘い香りを放って深呼吸したくなる。森の香りは身も心も清めてくれる。

御所湖畔の小公園でお昼をとっていたら繁殖期を迎えた小鳥の声があちこちから。シジュウカラハクセキレイの競演とアオゲラのとぼけた声にヒヨドリの金属音。なぜかケンカしていたハシボソガラスの濁ったざわめきの向こうから遠くヤマガラの澄んださえずりが。眠くてかなわなかったがひさびさにバード = ヒアリングができた。

でも大好きなノジコやビンズイの声は,ことしになってまだ聴いていない。ミソサザイも。行きたいよ,探鳥(バード = ウォッチング)に。

6月に入ったものの気温はあまり高くなっていないみたい。なんでもことしの長期予報では,東北は冷夏になりそうだとか。涼しい夏は大いにけっこうだけど,田んぼの作柄が良くないのもまた考え物です。ここ2〜3年秋田では不作つづきなので。

あしたは地元で内勤か。原稿をプリントせねば…。