エゾハルゼミの鳴き声って

 くーわくーわ、かー、あわわわわ

 大船渡へ社用で行ってきた。オフィスをたたんで4年になるので、あちらへ行くのも年に2〜3回程度になってしまった。

 ういういしい芽吹きから新緑、そしていまは深緑となった山々。森の中の道路を走って窓を開けると、すがすがしい香りの風とともに入ってくるのがセミの大合唱である。

 あわわわわ

 エゾハルゼミね。

 くーわくーわ、かー、あわわわわ

 夏を迎えたばかりの山野を包み込む蝉時雨であった。