ことしも須川温泉へ
大型連休は仕事と休日がとびとびなので、遠出はできない。毎年のことだけど。
で、春を迎えたばかりの栗駒山・須川温泉へ母親をつれて行ってきた。去年の大きな地震の影響はまだ色濃く残っているだろうが、須川の湯は大好きだから。
県境まで通行できるけれど、岩手県側は通行止めの状態がことしいっぱいはつづくだろう。雪の少なかった冬だけに、残雪も思ったほどではなかった。
岩手県側の温泉宿・須川高原温泉の駐車場はガラ空き。大広間も10人ほどしかいない。地震以前は考えられなかった光景だ。
地震で使用不能になっていた大浴場と温水プール、そして旧大広間のあった建物は取り壊しの最中。かなしい光景であった。
宿泊客や日帰り客に対応しているのは中浴場。3坪ほどのせまい浴槽だ。やたらに熱い湯だが、半年ぶりの硫黄泉を堪能する。
帰りはバッケ(フキノトウ)を摘み、持ち帰ってバッケみそをつくる。バッケみそは秋田の郷土料理のひとつで、手軽につくれる春の味覚だ。友だちにもらったエゴマを炒めて味を調えるのである。
連休中、もう一回は須川を訪れたい。