下水道切り替えへ

 チャットやってたとき、ルームで「ポットン便所使ったことあるひとー?」と聞いたら、ある子が言いました。

 「うち一回だけ使ったことある。ぽっとん便所」

 い、一回だけ?

 そうですか一回だけですかそうですか。

 朝から下水道工事でめちゃうるさい。カッターでコンクリートを切り、土を掘り返して排水管を埋設するのだが、いまいちばん騒々しいカッター作業。まあ1時間ほどで終わるだろうが、そのあとはドリルで土堀。建物が揺れるぞな。

 我が家はずーっと汲み取り式トイレですた。台所もお風呂も洗濯機も、排水は川へ直行してましたあ。田舎だから少々汚水を流しても、川の浄化は早いものだったが、さすがに限界でした。河川の清流を支えていた森も荒廃が進み、これに拍車をかけてただし。

 それが都会並みに、水洗化とはねー。

 学生時代に住んでいた仙台のアパートは、もちろん水洗便所だった。いちいちバキュームカー頼んで汲み取ってもらう手間がなく、月々1000円足らずの下水道使用量を支払うだけで、台所もトイレも、いっつもキレイキレイ。

 しかしド田舎の我が家は、いわゆるポットン便所。田舎じゃこれが普通だったんだよね。

 上水道が整備されたのでさえ、ここ10年くらいのことだったし。まあ地下水の美味しさは、田舎でよかったことのひとつ。仙台の水のゲロまずさといったら…。

 来週早々には我が家にも、トイレ使うたびにあの「ジャー」音が響くことでしょう。

 さよならポットン便所。