春の三陸

 おととい7日(土)に仕事で岩手県三陸地方へ行った。遠野――釜石――宮古――盛岡というコースだ。

 リアスで知られる三陸沿岸部を縦断する国道45号は以前からするとかなり走りやすくなっていた。ことに遠野から釜石へ抜ける283号は新仙人隧道(トンネル)が開通したばかりで,高速道路なみの所要時間で峠道を抜けることができるようになっていた。あの狭苦しい隧道をこわごわ走っていたころからすると隔世の感だなー。

 釜石から某町の営業先へ行くと,なんかメジロが間近で鳴いていて,野鳥の声マニアである私としては気が気でなかった。なんでこんな近くで鳴いているのさね。おどろいたことにそのお宅で飼育してたのだった。そればかりかそれ以外の在来野鳥もいたし。ちょいびびりました。

 あちらはもともと雪の少ない土地柄だから,山間部以外にはもちろん雪はすっかり消えていた。仙人峠の森はまだ葉をつけないままで,ところどころにバッケ(フキノトウ)が萌黄色の顔を出していた。フクジュソウも咲いていたな。

 曇り空の,あまりいい天気ではなかったが,風はなく眺望は果てまで。リアス海岸の風光明媚を久しぶりに眺められ,車窓から太平洋の海を横目にドライブ,かすかな潮風を深呼吸。

 宮古に入って,これまた久しぶりに魚市場へ。新鮮な魚を買うのが定番だけれど,タラとかはもう食べ飽きたし,出来合いのサバとサケ,あとウニを買った。んで自宅へ配送の手続きを。

 宮古と盛岡を結ぶ106号は相変わらずだったな。夕映えの山並みがまだ寒そう。

 沿岸部では早咲きの桜が咲いていました。東北はそろそろ春爛漫の季節です。