自著を届ける

 きのうH村のSさんからメールがあり,私の地元のTさんが拙著をもらい受けたいというので確認してほしい旨の連絡があった。Tさんは私の出版記念会にも顔を出してくださり,Nの件も大いに関心を持っている有志だ。さっそく5冊携えて,届けてきた。

 エルニーニョ現象が収まったとかの報道があったばかりだが,なんかきのうから秋田は大荒れ。今朝から吹雪である。この天気はあしたまでつづくらしい。はやく降らないと春になるぞ,ほら急げやれ急げ,という雪の神様のあせりにも聞こえそうな風の音。車のフロントガラスをたたく雪が,ヒーターの熱で解けたと思ったら強い風にあおられてみるみる凍結する。さらにヒーターを全開にして解かすが,窓枠をしたたる水は再び凍りつき,汚れたツララを車体にぶら下げる。

 Tさん宅を訪問するのは初めてだ。小学校時代の恩師によれば,なんでも私が小学6年当時のPTA会長だったとか。きれいな応接間に通され,活動のことなどを話し,自著を差し出す。

 5年前に出版したO小学校の本も一冊ほしいというので,いったん家にもどり,また届けた。

 私たちの活動はいま停滞気味だ。この冬は雪が驚異的に少ないのに,私などは実地調査をサボりっぱなしだ。

 Tさんは高齢でありながら,いまも勢力的に活動しておられる。いかんなー俺ってば。

 風がまた強まった。