あーあ
とうとう載っちゃったよ,紙面に俺の著作の記事が。記者さんやってくれたんだね,見事に期待に報いてくださいましたね,ぶっちゃけあの新聞はほとんど体制迎合だから,黙殺ボツを俺はしっかり覚悟してたのさね。
でもデスクは黙殺まではせなんだ,内容はちょい控えめとみたが(笑),いちおう取りあげてくれた。郷土の有志が発行した本をシカトしてはあんまりだとでも思ったのかな,それとも心待ちにでもしてたのかなっと笑。
しかしいま盛岡にいててケイタイに連絡,自宅へ図書館から電話がきたとかで,聞いてみたら拙著を2冊くれとのこと。おいおい予算割いて買ってよーと思ったが,詳しく話を聞くと秋田の自然環境をテーマにした書籍のフェア?を再来週に企画してるんだそうで,それにぜひ俺の本を加えたいのですと。んで写真なんかも添えてくれるとありがたいとな。
いいですよそれなら喜んで協力しましょう。写真なんか腐るだけございますから。えっと…ところでわたくしめの本,いったいどこで知りました? つーか私の自宅の電話番号はどこで…?
「きょうの○○新聞に…」
ええええ!
――というわけなのです。あわてて自宅へ電話し,お隣さんから新聞を拝借して,その記事とやらをコピーしてFAXかまーん!
きたきたー! ……うわぁぁぁぁぁぁ載ってるよおいおい,俺の著作が載ってるよー。
*
浮かれるのはこれくらいにしましょうか。きょうは土曜日だから出版社へ知らせるのは週明けでもいいでしょう。これがスタートなのです。Nを廃止にするための戦いの幕開けなのです。
とりあえず週明けに,ほかの新聞社へも拙著を贈ろう。で,可能な限りメディアで取りあげてくださるよう働きかけよう。俺が単独でできうることはすべてやろう。
…とはいうものの…。
いやいや,弱気になってはだめだ。歩きつづけることをやめてはいけない。いまは進もう。ひとりででも。