日本にとっては敗戦記念日

悪路王(アテルイ?)


 きょうは解放記念日です。旧日本皇国による植民地支配や、侵略を受けたアジア諸国にとっては。そしてわが祖国にとっては敗戦記念日です。

 それにしても暑いです。玄関においてある温度計をみたら34℃。きょうは日中、日差しがときおり雲に隠れたりしたため直射日光の照りつけは免れることもあったのに、風がないせいかまだまだ残暑が厳しいこと。暑いのが苦手な私にはつらいです。お盆のころは暑さも一段落というのが毎年の候。この夏はほんとうに夏らしい夏です。

 きのう所用で北上へ行き、「鬼の館」を訪問しました。全国各地や世界各国の鬼のお面やルーツ、鬼が関係するお祭りのことなどを紹介している資料館みたいなところです。北上には「鬼剣舞」という民族舞踊があり、それに代表される鬼がらみの舞踊・奇襲・お祭りが、岩手はもとより東北にはたくさん存在します。秋田・男鹿のなまはげなんか有名ですね。

 私のめあては、「鬼の館」に『悪路王』という鬼の面が展示されているとのことで、その実物を見学することでした。画像がそれ。もっともこれは複製です。本物は茨城の鹿島神宮に所蔵されているとか。

 悪路王とは、蝦夷の英雄アテルイを指すそうです。悪路王なんて名前をつけたのは、渡来侵略民族・大和にほかなりません。大和朝廷は、日本国の真の先住民が、当然の権利として起こした独立運動を反逆運動と決め付け、徹底的に弾圧しました。そしてリーダー・アテルイを悪の親分にしちゃうんですね。そんな民族を私たちは誇りに思わされ、ありがたがっているんですよね。私たち日本人の圧倒的多数は、蝦夷や土蜘蛛や隼人や熊襲などといった、大和に侵略された被害者・縄文人の子孫なのにね。

 それはともかく暑い。エアコンつけたくないのにつけないとやってられない。はやく涼しくなって…。